2010年7月16日金曜日

システムシンキング(5)

「システムにおける問題を発見するガイドラインは5つある」 - Systems Thinking Basic (2001年)


  1. 問題は繰り返し発生するものである

  2. その問題は発生してから非常に長い時間が経過しているものである

  3. これまでに実施した解決策が全く効果がなかったか、あるいは途中で中止されたものである

  4. 問題の時系列的な動きのパターンについての、明確な理由を特定できていないものである

  5. 問題の時系列動きが、あるいくつかの特定のパターンに類似して行われているものである

問題をどう位置づけるか、そもそもそれは取るに足らない、とかそれは深刻な、というとらえ方はかなりの部分で主観的である。上に掲げられたものが確実に正しいといえるわけでもなく、また掲げられている定義そのものもかなり広義に解釈できるといえばそれまでだが、しかしそれでも、問題、を問題とみなしそれを発見するには、それなりの尺度は必要であって、このレベルは確かに「程よい」と言えるだろう。

とくに4番目と5番目、これは興味深い。時系列的な動きとは… これはまた次回に。