「システムの構造を明らかにするには、①問題を定義する、②重要な変数を特定する、③時系列で変数の動きをグラフ化することが必要である」- System Thinking Basic (2001年)
そもそも「システム思考」を始める前に、システムとは何か、を規定する必要があった。
それは、「お互いに関係し合う、複数の構成要素の集まりである」。
つまり、システムとは、複雑なものであり、その構造を明らかにするには、手順を追った分析を必要とする、ということで、だから冒頭に述べたような3つのプロセスが必要になるということだ。
システムとは複雑なものだ、というのは至極当たり前のように聞こえるが、それをどう解析すればいいのか、はそう簡単ではない。ITの世界におけるシステムの解析もまた然り。そもそも①問題の定義の時点から本質とずれてしまうことが多々ある。この「問題」をどう発見すればいいのか、それは問題とはどんなものか、を理解するところから始まるが、システムシンキングでは…
本日はここまで。