「システム思考は、①全体像をとらえる、②長期と短期のバランスをとる、③動き・複雑性・相互依存性というシステムの3つの性格を理解する、④測定可能なデータと不可能なデータ双方を考慮に入れる、⑤自分自身がそのシステムの一部であり、システムと自分は相互に影響を受け、与え合っていることを理解する、という原則から成り立っている」 - System Thinking Basic (2001年)
さらっと読むと、どれも、当たり前のこと、のように思える。
が、これを常に意識して日頃の仕事、生活の中で思考ができているかというと、そうではない。
これをすべて意識して行動しようと思ったらおそらく考える時間が行動する時間の数倍にも及んでしまうだろう。
鍵は、自分がいるシステムのポジションとその関係性をまず把握すること、に思える。あとは、ダーっと走り出さずに、立ち止まって大きな視野で対象を見つめてみること。
そう考えてみると、本格的に思考を始める前に、まずはメンタル的なものを改善する必要もありそうだ。