"Sprints are time-boxed iterations of work in which your team produces a potentially shippable increment of the product being developed. Your team can decide the appropriate length for you, but most teams choose a length of time between a week and 30 days." - Microsoft How-To: Scrum for Everyone
スプリント、 なんていうぐらいだからかなり短いイテレーションを設定するんだろうなとは思っていたが、まさか最短1週間とは!スクラムの概念では、このスプリントごとに
1.スプリント計画会議を行い、その期間でやること(プロダクトバックログアイテム、以下PBI)をチームで合意して、
2.PBIを完了するのに必要なタスクを登録してこれを日々実施しつつデイリースクラムで進捗を確認し、
3.スプリントレビューを開いてクロージングする
ことが求められているので、この「ミーティングマネジメント」を効率的(短時間で、効果的)に行わないと却って生産性が低下することにもなりかねない。
今回会社では単純な開発プロジェクトの管理だけではなく、マネジメント全般にこの仕組みを用いようとしている(つまりVisual Studioを使って開発をするようなことではない作業もすべて管理しようとしている)ので、このスプリントとさらに上位にあるリリースのの区切り方は、非常に重要になる。
結局今まで、アウトプットを出すのにどれぐらいの工数とリソースが必要かを考えることに時間をかけることでマネジメントがうまくいかなかったことを踏まえて、一定の期間(リリース、スプリント)で可能なアウトプットを出すことに注力するという「発想の転換」を強いる以上、この区切り方が適当だと、結局なあなあになってしまう。
でも、とりあえず経験もないし、知恵もないから、「これがベスト」という基準もないので、まずは、1ヶ月1リリース(アウトプット導出)で4スプリントを標準とすることにした。結局1スプリント1週間。まずはやってみることにしよう。
TFSではデフォルト、1リリースに6つのスプリントがぶら下がっていて、それが4セット提供されているので、これをカスタマイズすることにする。
作成したプロジェクト名を右クリックして、[チームプロジェクトの設定]-[区分及びイテレーション]のダイアログボックスを開く。[区分]タブと[イテレーション]タブがあるので、イテレーションタブの中を適宜修正…はて、[区分]タブの中にある”Area”っていったい何に使えるんだろう。新たな疑問が…(続く)