2010年9月15日水曜日

第5水準の指導者(経営者)

「第5水準の指導者は、成功を収めたときは窓の外を見て、成功をもたらした要因を見つけ出す。結果が悪かったときは鏡を見て、自分に責任があると考える」 - "Visionary Company 2 - Good to Great - " (2001)

自分が今指導的立場であるかどうかは問わず、キャリア形成をする上では、遅かれ早かれ、大なり小なりマネジメントのポジションを経験することになる。

その時に、最上級のマネジメント、すなわち優れた会社が偉大に(Good to Great)なり、しかもそれを継続可能にするためのマネジメントとは「徹底して謙虚で、控えめで、飾らない」ことであるといわれたら、声の大きさやカリスマ性を重んじる昨今の経営者像にとってはちょっとしたアンチテーゼだ。

「自分に与えられた成功を常に幸運と思い、なぜ幸運であったのかを考える。」「野心を自分(の成功)に対して向けるのではなく会社に向ける。」

会社、が大きすぎればチーム、でもいいだろう。「幸運にも」自分が率いたチームが成功裏に何かを成し遂げたときに、それを心から「幸運だった」と思えるかどうか、そしてなぜそう思えるかがきちんと理解できているかどうか、、、そんなことを考えることができる機会があれば、それこそ得難い「幸運な」経験になるだろう。